「バカラは3枚目が配られる時と配られない時があるけどどう違うの?」
このような疑問にお答えして、バカラで3枚目が配られる条件に付いて詳しく解説しました。
しかし、たとえ3枚目が配られる条件を知らなくてもバカラをプレイする上で支障はありません。
ディーラーが条件に基づいて機械的に3枚目を配りますし、オンラインカジノでも自動的に配られます。
3枚目が配られる条件を完璧に把握したとしても、バカラの成績が向上することはありません。
しかし、知っておけばバカラをより楽しめることは間違いないので、できるだけ頭に入れておくと良いですよ。
バカラ全体のルールについて詳しく知りたい方は下記ページを参考にしてください。
バカラで3枚目が配られる条件
バカラでは、「プレイヤー」と「バンカー」にそれぞれカードが2枚~3枚ずつ配られます。
しかし、3枚目が配られる条件は「プレイヤー」と「バンカー」で異なります。
また、3枚目が配られる条件は「プレイヤー」の次に「バンカー」といった順番で適用されるため、「プレイヤー」の方が条件がシンプルです。
ちなみに、3枚目が配られる時のアクションを「ヒット」、配られない時の「スタンド」と解説している場合があります。
このようなアクションはブラックジャックのアクションで使われるものですが、バカラは自動で3枚目が配られるため、実際にカジノでこのような表現をすることはありません。
ですが、バカラのルールを適切に理解する上では便利な表現なので、読者の方も知っておくと良いでしょう。
プレイヤーに3枚目が配られる条件

「プレイヤー」に3枚目が配られる条件は1パターンのみです。
- 2枚の合計点が5点以下
例えば、最初に「プレイヤー」に配られたカードが「5」と「K」の2枚だった場合、合計点が5点となるので3枚目が配られます。
これ以外に条件は存在しません。
バンカーに3枚目が配られる条件

「バンカー」に3枚目が配られる条件は非常に複雑です。
それは、「プレイヤー」の合計点によって「バンカー」が3枚目を配られる条件が変化するからです。
具体的な「バンカー」3枚目を配られる時の条件は下記になります。
- 2枚の合計点が2点以下
- 2枚の合計点が3点+「プレイヤー」の3枚目のカードが「なし」「0」~「7」「9」
- 2枚の合計点が4点+「プレイヤー」の3枚目のカードが「なし」「2」~「7」
- 2枚の合計点が5点+「プレイヤー」の3枚目のカードが「なし」「4」~「7」
- 2枚の合計点が6点+「プレイヤー」の3枚目のカードが「6」「7」
例えば、「バンカー」のカードが「8」と「6」の場合は合計点が4点となるので、「プレイヤー」が「K」と「7」で合計7点の場合や「Q」と「3」で3枚目が「4」の場合は3枚目を配られます。
バカラで3枚目が配られない条件

バカラで3枚目が配られない条件は2パターンのみです。
- 「プレイヤー」と「バンカー」の両方もしくは片方の合計点が8点or9点
- 「プレイヤー」と「バンカー」のどちらも合計点が6点or7点
バカラでは、最初の2枚が8点か9点となると「ナチュラル」となり、強制的にゲームが終了します。
例えば、最初の2枚で「プレイヤー」が4点かつ「バンカー」が8点の場合、本来であれば「プレイヤー」は5点以下なので3枚目が配られますが、「ナチュラル」が発生しているので3枚目は配られません。
そして、「プレイヤー」が「3」と「4」の7点かつ「バンカー」が「Q」と「6」の6点の場合も、両方が6点or7点となっているので3枚目は配られずゲームは終了です。
バカラで3枚目のカードが配られる時の流れ

バカラでカードが配られる時の条件の判定の流れは以下になります。
- 「バンカー」と「プレイヤー」の点数が8~9点の「ナチュラル」か否か
- 「バンカー」と「プレイヤー」の点数がどちらも6~7点か否か
- 「プレイヤー」の合計点が5点以下か否か
- 「プレイヤー」のカード次第で「バンカー」に3枚目が配られるか決まる
- 決着
各々のカードが配られる条件と合わせて確認してください。
バンカーに3枚目が配られる時の条件さえ理解してしまえば、バカラ全体のカードの配られる流れもすぐ覚えられるでしょう。
仮に覚えられなかったとしても、ランドカジノかオンラインカジノかを問わず、バカラでは自動でカードが配られるので問題はありません。
バカラは3枚目に配られる条件の違いでどっちが有利かが決まる
バカラの勝率や還元率は「プレイヤー」と「バンカー」で多少違います。
バカラでは勝率も還元率も「バンカー」が微差で有利ですが、その理由は3枚目が配られる条件の違いです。
「バンカー」は「プレイヤー」のアクションを見てから3枚目が配られるかどうかの判定が行われるため、その差で有利かどうかの差が生まれます。
ただし、後に行われる「バンカー」のすべてのアクションが必ず有利になっているわけではありません。
すべてのアクションを平均化した上で、バカラでは「バンカー」が微差で有利となっています。
具体的にアクションの差を分析しましたので、本当に有利不利の違いがあるのか気になる方は参考にしてください。
3枚目に配られる条件の差による有利不利の検証
「バンカー」が6点の場合は、「プレイヤー」の3枚目が「6」か「7」の場合に配られます。
検証がしやすいので、この場合について確認してみましょう。
下記は、バンカーが6点で3枚目が配られる時の全パターンです。
プレイヤーの2枚の合計点数 | 3枚目のカード | プレイヤーの合計点数 | 引き分けのカード | 引き分けの確率 | バンカーが勝利するカード | バンカーが勝利する確率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1点 | 6 | 7点 | A | 約8% | 2~3 | 約15% |
7 | 8点 | 2 | 約8% | 3 | 約8% | |
2点 | 6 | 8点 | 2 | 約8% | 3 | 約8% |
7 | 9点 | 3 | 約8% | – | 0% | |
3点 | 6 | 9点 | 3 | 約8% | – | 0% |
7 | 0点 | 4 | 約8% | A~3、5~K | 約92% | |
4点 | 6 | 0点 | 4 | 約8% | A~3、5~K | 約92% |
7 | 1点 | 5 | 約8% | A~3、6~K | 約87% | |
5点 | 6 | 1点 | 5 | 約8% | A~3、6~K | 約87% |
7 | 2点 | 6 | 約8% | A~3、7~K | 約77% |
検証結果、「バンカー」が3枚目を配られるパターンは負けている時と勝っている時のどちらも5パターンずつです。
これだけなら「プレイヤー」も「バンカー」も変わらないように思えますが、実際には勝率が大きく異なります。
すべてのパターンの勝率を平均化した場合、約46.6%でバンカーが勝利、約45.4%で「プレイヤー」が勝利、約8%でタイとなることがわかりました。
つまり、「バンカー」の最初の2枚が6点の場合かつ3枚目が配られる時は「プレイヤー」よりも有利ということが判明したことになります。
また、3枚目が配られる条件によって勝率に違いが生まれていることもわかりました。
さらに、バカラにおける「バンカー」の勝率が約45.86%であり、今回の検証で「バンカー」の勝率が約46.6%となった結果、同様に「プレイヤー」の勝率が高いパターンもあることが証明されました。
バカラの勝率についてより知りたい方は下記記事を参考にしてください。
まとめ
本記事ではバカラで3枚目が配られる条件について解説しました。
バカラでプレイするカード枚数は2~3枚ですが、3枚目には配られるための条件があります。
「プレイヤー」や「バンカー」に3枚目が配られる条件は、主に最初の2枚の合計点で決まります。
「プレイヤー」はシンプルな条件ですが、「バンカー」は「プレイヤー」の点数も加味されるので非常に複雑です。
しかし、バカラではランドカジノでもオンラインカジノでも3枚目が自動で配られるため、無理して条件を覚える必要はありません。
個人の勝率や還元率に影響することはなく、条件を覚えていないからといって損をすることもありません。
ただ、3枚目が配られる条件を覚えていればよりバカラを楽しめます。
そのため、バカラに慣れてきた頃に覚え始めると良いでしょう。
コメント